ここでは「ご理解の上でしょうか」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご理解の上でしょうか」とは?
「ご理解の上でしょうか」は、何かを分かった上のことですか、という意味で用いられる表現です。
例えば、「そうすると二度と使えなくなってしまいますが、それはご理解の上でしょうか」と使った場合、そうしたことで二度と使えなくなることは分かった上ですか、と言っています。
この使い方のように、何かに対して分かった上でそうするのか、それでも行うのかと使われることがほとんどで、このように聞くことで、それでいいのかという確認をしていると考えてください。
「ご理解の上でしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご理解の上でしょうか」は、そうなることは分かった上ですか、と伝えるために使われる表現になります。
「そうなってしまうかも知れないことはご理解の上でしょうか」のように、確実にそうなる訳ではないが、そういうこともあると分かった上なのかといった使い方もよく見られます。
少し形を変えて「ご理解の上であれば」とすると、「それをご理解の上であれば構いません」のような、それを分かった上ならそうしてもいいといった解釈になる用い方をすることができます。
「ご理解の上でしょうか」を使った例文
・『削除してしまうと二度と見ることはできませんが、それはご理解の上でしょうか』
・『それでは予算をオーバーしてしまうことはご理解の上でしょうか』
「ご理解の上でしょうか」の類語や言い替え
・『ご承知の上でしょうか』
この「ご承知」とした形も、ほとんど同じ意味で使われています。
こちらの方が少し畏まった用い方になり、何かが分かった上ですか、という解釈は一緒ですが、何かの事情を知った上なのかという使い方に向いており、「一度断られているのをご承知の上でしょうか」といったような用い方をする場合が多いです。
まとめ
「ご理解の上でしょうか」は、それを分かった上ですか、という使い方で用いられます。
そうであれば構わないと、「そちらはご理解の上でしょうか。
そうでしたら無理にお止めはしません」などといった使い方をする場合もあり、それでいいのかという確認のために用いられている表現です。