ここでは「ご要望に沿う」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご要望に沿う」とは?
「ご要望に沿う」は、希望の通りに、という意味になります。
使い方として、「できる限りご要望に沿うように対応させていただきます」のように用いた場合、その相手の希望通りになるように、という解釈になり、「ご希望に沿えるよう〜」と少し形を変えて使われることも多いです。
そして、「ご要望に沿うのは少し難しい部分があります」といったような用い方をすると、希望通りにするのは少し難しいところがあるがあると言っており、このような、そうするために努力する、またはそれは難しい(かも知れない)と用いられることが多く見られます。
「ご要望に沿う」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご要望に沿う」は、先の「ご希望に沿える」という形の方が文脈的に使いやすい場合も多いです。
例えば、「この仕様でしたら、全てご希望に沿えると思います」のように用いる時や、「全てのご希望に沿えるか分かりませんが、精一杯やらせていただきます」などと使う場合がそれになります。
元の「ご希望に沿う」という形は、それができなかったといった場合もよく用いられており、「申し訳ありませんが、材質の都合から、どうしても一部ご希望に沿うことができませんでした」のような使い方をする時に向いています。
「ご要望に沿う」を使った例文
・『直接ヒアリングしましたところ、先方のご要望に沿うことは難しいかも知れません』
・『できるだけご要望に沿うように作ったつもりですが、どうしても変更が必要な部分には適宜それを行いました』
「ご要望に沿う」の類語や言い替え
・『ご期待に添う』
この「ご期待」とすると、期待されている内容の通りに、という使い方をする表現になり、「ご要望〜」とよく似た用い方をされています。
意味としてはよく似ていますが、こちらははっきりとした希望ではなく、期待されているであろう内容を指している点が異なり、遭えて語尾を「添う」としていますが、「ご要望に添う」としてもよく、どちらもこちらを使っても構いません。
まとめ
「ご要望に沿う」は、希望の通りに、という意味で使われています。
そうできるように、そうするのは難しいといったように用いられており、文脈的に「ご希望に沿える」と少し形を変えて使った方が適している場合もありますが、そちらにしても意味が変わることはありません。
