この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「その後いかがお過ごしでしょうか」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。
「その後いかがお過ごしでしょうか」とは?
「その後いかがお過ごしでしょうか」のフレーズにおける「その後」は、「前回連絡を取って以降」といった意味の言葉です。
次の「いかが」は、「どのように」といった意味です。
また「お過ごし」は、「生活を送ること、暮らすこと」を意味する「過ごす」の連用形に、敬意を示す接頭辞の「お」が付けられたものです。
そして最後の「でしょうか」は、丁寧語の「です」の未然形である「でしょ」に、推量の助動詞「う」と疑問の終助詞「か」が付けられた表現です。
したがって、「その後いかがお過ごしでしょうか」のフレーズは、「前回連絡を取って以降、どのように暮らしているか」との意味の丁寧な敬語表現となります。
「その後いかがお過ごしでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「その後いかがお過ごしでしょうか」のフレーズは、暫く会っていない方に、手紙やメールで連絡を取る際の冒頭の挨拶文でよく使われる表現です。
冒頭の挨拶は、最初に時候の挨拶を記し、その次にこの相手の方を気遣う挨拶文が記されます。
丁寧な敬語表現なので、もちろん目上の方に使うことができます。
ただし、このフレーズは、相手の方が病気や事故で怪我をされていたり、災害や身内に不幸があったことが分かっている場合には、使うのは避ける必要があります。
「その後いかがお過ごしでしょうか」を使った例文
・『暫くお会いしておりませんが、その後いかがお過ごしでしょうか』
・『定年退職をされて1年が経ちましたが、その後いかがお過ごしでしょうか』
「その後いかがお過ごしでしょうか」の類語や言い換え
「その後いかがお過ごしでしょうか」のフレーズは、「その後お元気でお過ごしでしょうか」や「その後つつがなくお過ごしでしょうか」と言い換えることができます。
また、「でしょうか」の推量表現を換えて、「その後お元気にお過ごしのことと存じます」や「その後つつがなくお過ごのことと存じます」と言い換えることもできます。
まとめ
「その後いかがお過ごしでしょうか」のフレーズは、「前回連絡を取って以降、どのように暮らしているか」との意味の丁寧な敬語表現です。
手紙やメールの冒頭の挨拶文で、相手の方を気遣う言葉として使われるものです。