ここでは「それ以外」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「それ以外」とは?
「それ以外」は、何かの事例や対象になるものを挙げて、それに該当する場合、ものではない対象は、という意味になります。
分かりやすい例だと、「当日の移動手段は徒歩でお願いいたします。
それ以外の交通機関などの利用はご遠慮ください」のような使い方をした場合、その日の交通手段は徒歩だけでお願いしたい、他の対象になるものは遠慮して欲しいと言っています。
このように、これ以前に挙げた内容のみが対象になるという使い方に向いており、そのような対象でなければ必要はない、興味がない、使わないようにといったような用い方でビジネスシーンでもよく見聞きする表現です。
「それ以外」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「それ以外」の「それ」に該当するものが2つ以上になる場合、「それら以外」として使われることが多いです。
「それ以外」のままでも意味としては通りますが、「○○と△△、それら以外は使うことはできません」のように使う時にはその方が向いています。
「以外」ではなく、「以内」とした場合、それを含むそれより下という解釈になります。
例えば、「5個以内」であれば、5個を含むそれより少ない個数を表しており、「持ち込むことができるのは10個まで、それ以内でお願いします」などと使うことができます。
こちらの場合にはその例のように、数字や個数が対象になる用い方がほとんどです。
「それ以外」を使った例文
・『使えるのは日本円だけで、それ以外の通貨は利用できません』
・『○○を行うように言われていますが、それ以外にもやることがあればおっしゃってください』
「それ以外」の類語や言い替え
・『これ以外』
こちらの表現にしても同様の使い方をすることができますが、「これ」と何かを指し示して(それが行える場合に)、その対象の他にはといったように用いるのに向いています。
こちらも対象が複数になる時には「これら」とするといいでしょう。
まとめ
「それ以外」は、対象として挙げたものの他は、という使い方になる表現です。
それ以外は必要ない、利用できない、行うべきではないなどと色々な用い方をすることができ、対象が複数になる時には「それら」として使う方が向いており、ビジネスシーンでも様々な場面で使われています。