「上席」とは?
ビジネスにおけるメールや会話での使い方や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「上席」とは?
この語句は、ビジネスにおいては「じょうせき」と読みます。
ちなみに「かみせき」とも読め、この場合は「寄席などで月の上旬(1〜10日)に行なわれる興業のこと」を言います。
この語句は主に2つの意味合いがあり、「上位の人が座るべき席」と「階級、等級、席次が上であること」という意です。
本来は「上位の人が座る場所」という意味で「上座」を指す言葉ですが、地位や身分を表わす言葉としても使われます。
この語句によく似た言葉には「上長」「上司」があります。
「上長」は年齢や地位が自分よりも上の人を指し、「上司」は役職が上である人を指します。
「上長」と「上司」はほとんど同じ意味で、違いは「上長」は年齢が上の場合も含むことがあるという点だけです。
なお、社内組織によって使い分ける場合は、「上司」は直接指示命令できる同じ部署の人を指し、「上長」は直接自分の業務とは関連のない部署の役職者を指す場合もあります。
一方、「上席」はその空間において階級や等級、席次が上の人を指します。
「上司」「上長」は社内でしか使用できませんが、「上席」は社外の人に対しても使えます。
「上席」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「上司」と「上長」はほぼ同じ意味合いで、違いは「上長」は年齢が上であることも含みますが、近年は多くの会社で年功序列型は崩れ、自分より年下の役職者や上位者が増えてきているため、必然的に「上長」という呼び方は減少していく傾向にあります。
そうなると、使い分けの多くは「上司」と「上席」に絞られます。
「上司」は役職で判断しますが、同じ役職の場合もあります。
同じ役職であっても、階級や等級が上位の人には「上席+役職」とついている場合がありますので、」これにより判断が可能です。
「上席」を使った例文
・『定例会は上席の方々が全員参加するので緊張します』
・『○○さんは今春、末席研究員から上席研究員に昇格しました』
・『お客様には上席に座ってもらうようにしなければなりません』
「上席」の類語や言い替え
このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。
・『上座』
・『幹部』
・『経営陣』
・『役員』
・『トップクラス』
まとめ
この語句は、相手の地位や職位を尊重し、敬意を表わすための言葉ですので、適切なタイミングや相手を見て使いましょう。
ただし、使い過ぎると煩わしく感じさせることもありますので、バランス良く使用しましょう。