この記事では、 ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「不都合がございましたら」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「不都合がございましたら」とは?
「不都合がございましたら」における「不都合」とは「事情や、具合や、関係性がよいこと」を意味する「都合」に「不」を付けることで否定する言葉で、「事情や、具合や、関係性が悪いこと」を意味する言葉です。
また、次の「ございましたら」は「ある」の丁寧語表現の「ござる」に、丁寧語の「ます」と仮定を示す接続詞の「たら」が付けられた表現です。
したがって、「不都合がございましたら」とは「事情や、具合や、関係性が悪いことがあれば」との意味の敬語表現となります。
「不都合がございましたら」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「不都合がございましたら」のフレーズで使われている「不都合」は、ビジネスシーンにおいては、日程の都合が良くないことや、作成した資料等に良くない箇所がある場合を指して使われます。
したがって、このフレーズは、上司等の目上の人に対して、日程や作成した資料等で良くない点、すなわち「都合」の良くないことがあればとの意味で使われ、このフレーズの後には「ご連絡ください」等の言葉が続けられます。
また、サービス業等では顧客に対して、サービスに不満や行き届かない点があればとの意味で、このフレーズの後ろに「気軽に申し付けてください」と使われることもあります。
このフレーズは、口頭でも使われますし、ビジネスメール等の書き言葉でも使われます。
「不都合がございましたら」を使った例文
・『ご指示の資料を作成しました。不都合がございましたら、ご指摘いただければと存じます』
・『先にご連絡いたしました日程に不都合がございましたら、ご連絡いただければ幸いです』
・『当店サービスに、万が一不都合がございましたら、お気軽にお申し出ください』
「不都合がございましたら」の類語や言い換え
「不都合」の類語としては、「都合が悪いこと」や「都合が良くないこと」や「差支え」等が挙げられます。
したがって、「不都合がございましたら」は、「都合が悪いことがございましたら」や「都合が良くないことがございましたら」や「差支えがございましたら」と言い換えることが出来ます。
また、敬語表現から一般表現に言い換える場合は、「不都合がありましたら」や「不都合があるようでしたら」となります。
まとめ
「不都合がございましたら」とは「事情や、具合や、関係性が悪いことがあれば」との意味の敬語表現です。
ビジネスにおいて、「不都合」は具体的に日程や資料内容や顧客に対するサービス内容等に対して使われます。
