「倍旧のご愛顧のほど」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「倍旧のご愛顧のほど」とは?
「倍旧のご愛顧のほど」とは、ビジネスで使う会話やメールなどにおいて「以前よりも一層のお引き立てをいただけますよう」あるいは「さらなるご厚情を頂戴できますよう」などという意味合いで使われている言い回しです。
「倍旧」とは「以前よりも沢山ある」さまや「前よりもさらに多い」様子などを示す言葉で、上記のフレーズは「昨年よりも一段とご贔屓(ひいき)に」などというニュアンスで使用されています。
「倍旧のご愛顧のほど」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「倍旧のご愛顧のほど」とは、「さらなるご高配を頂戴できますとありがたく存じます」または「以前にも増して目をかけていただけますようお願い申し上げます」などという意味合いで用いられている表現です。
ビジネス上で通常付き合いのある業務担当者や事業責任者などへ向けて、昨年から引き続いて今年もより強固な関係性を築きたい旨などを周知することができる言い回しで、いつもご協力をいただいている取引相手や得意先などへ向けての定型的なご挨拶のフレーズとして使われています。
「倍旧のご愛顧のほど」を使った例文
・『旧年中は大変お世話になりましたが、新年度におきましても倍旧のご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます』
・『引き続き倍旧のご愛顧のほど、お願いできればと存じます』
「倍旧のご愛顧のほど」の類語や言い替え
・『ますますご厚意を頂戴したく』
・『より一層の相互関係を続けていただきたく』
・『昨年よりもさらに双方にて支え合いながら』
まとめ
「倍旧のご愛顧のほど」とは、ビジネスシーンにおいて「今まで以上の強いつながりを続けていただきたく」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをしっかりと理解した上で、その時の場面や状況などに応じてそつなく使いこなしましょう。