「先方の都合で」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「先方の都合で」とは? ビジネス用語

ここでは「先方の都合で」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「先方の都合で」とは?

「先方の都合で」は、このように使う側のそれではなく、相手側の都合でそうなった、そうなりそうだ、などと用いる表現になります。

「今日の会議は15時からの予定でしたが、先方の都合で16時からになりました」などという使い方になり、相手側が15時では都合が悪いので16時からにして欲しいと言ってきたような時にそのように用います。

ビジネスシーンでもその手の使い方でよく用いられており、使う相手は上司や同僚になると考えてよく、先方は他社といった使い方がよく見られ、そちらの都合だと伝えることができます。


「先方の都合で」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「先方の都合で」は、このように使う相手によっては少し形を変えた方がいい場合があります。

それは、前述のような上司や同僚がその相手になる分にはこのままで構いませんが、例えば、A社とB社の他社2社が絡んでいる場合に、B社の都合でとA社に対して用いる時には、このままでは少々そのB社に対して失礼になることがあります。

そういった時には「先方(A社)の都合により、このようになりました」といったようにするといいでしょう。

語尾の「〜で」という使い方がフランクに聞こえてしまうため、このような言い替えをすることが多く見られます。


「先方の都合で」を使った例文

・『先方の都合で、明日に予定していた会議は中止になりました』
・『本日午後から打ち合わせを行う予定でしたが、先方の都合で来週にして欲しいとのことです』

「先方の都合で」の類語や言い替え

・『相手方の都合で』
社内で他社の都合で、と使う場合にはこちらに言い替えることができます。

このように使う相手に対してそこまで丁寧にする必要がない時に使われている表現で、「先方で」の方がビジネスシーンに向いているため、無理にこちらにして用いることはありません。

まとめ

「先方の都合で」は、誰かの都合によって、という意味になる表現です。

社内ではそれが他社だという場合に使われることが多く、他社に対して別の他社の都合でとする時には「〜の都合により」と少し形を変えて用いる方が適しています。

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