ここでは「合わせてご確認ください」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「合わせてご確認ください」とは?
「合わせてご確認ください」は、何かと一緒にそれも確認して欲しいという使い方になります。
例えば、「先の資料と共に、こちらも合わせてご確認ください」のように用いると、先に挙げた資料と一緒に、こちらと指してる方も確認して欲しいと伝えています。
そして、この表現は口語、文章のどちらでも使うことができますが、文章の場合には、同音の「併せて」を使う方が正しい表記になります。
この「合わせて」と「併せて」は似ている意味ながら、前者は合計して、後者は一緒にといった解釈になり、この表現の場合には「併せて」の方が適しています。
「合わせてご確認ください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「合わせてご確認ください」は、先のように、正しくは「併せてご確認ください」と使う表現のため、以下、そちらで統一します。
いずれのケースでも「合わせてご確認ください」とされることが少なくなく、ビジネスシーンでもこの間違いは頻繁に見られます。
それは、前述の「合わせて」と「併せて」の意味の違いがあまり浸透していないためで、ビジネス文章においてもよくこの間違いが見られますが、他社から使われたような際には無理にそれを指摘することはなく、社内の人間でこの手の指摘をしても問題がない相手の場合のみ、そっと後から教えるといった形にするといいでしょう。
「併せてご確認ください」を使った例文
・『日付と共に、時間と集合場所も併せてご確認ください』
・『この前のメールの内容とこちらを併せてご確認ください。特に変わっていないことが分かると思います』
「併せてご確認ください」の類語や言い替え
・『一緒にご確認ください』
このように使った場合も意味は同じなので、無理に「併せて」とする必要はありません。
こちらであれば、「合わせて」と間違えて用いるような心配もなく、ビジネスシーンで使っても問題のない表現です。
まとめ
「併せてご確認ください」は、対象を何かと一緒に確認して欲しいと伝えるための表現です。
文章で用いる際には「合わせて」と間違えた表記にして使わないように注意してください。