この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「小生でよろしければ」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。
「小生でよろしければ」とは?
「小生でよろしければ」のフレーズにおける「小生」の読みは「しょうせい」で、「男性が自分を指して使う一人称」で、自分のことを遜って表現する言葉です。
次の「よろしければ」は「よい」の丁寧表現の「よろしい」に、仮定を表す「れば」が付けられたものです。
したがって、「小生でよろしければ」のフレーズは「自分でよいなら、自分でよかったら」といった意味の丁寧な表現となります。
「小生でよろしければ」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「小生でよろしければ」のフレーズにおける「小生」は、先にも記したように男性が自分を遜って表現する言葉ですが、一般的に目上の人には使うべきではないとされている表現です。
目下の人や同僚に対して、使うべき表現であり、この点注意が必要です。
また「小生」に似た言葉に「小職」があります。
この「小職」は意味としては「小生」同様、自分を遜って表現する言葉ですが、男女いずれもが使える点と、役職に付いている人が主に使う表現である点が異なります。
この「小生」は目上の人に使ったりする誤用が多く、また正しく使っていても、むしろ何となく偉そうに聞こえるとして、この表現を好まない人も少なくありません。
したがって、ビジネスシーンで敢えて使う必要はないと言え、「私」で十分だとも言えます。
「小生でよろしければ」を使った例文
・『小生でよければお手伝いいたします』
・『小生でよければご協力します』
「小生でよろしければ」の類語や言い換え
「小生」の一般的表現としては「私」が挙げられます。
したがって、「小生でよろしければ」のフレーズは「私でよろしければ」と言い換えることができます。
また、「よろしければ」の類語としては「よければ」や「よいなら」や「よかったら」が挙げられます。
したがって、このフレーズは「小生でよければ」や「小生でよいなら」や「小生でよかったら」等と言い換えることもできます。
まとめ
「小生でよろしければ」のフレーズは「自分でよいなら、自分でよかったら」といった意味の丁寧な表現です。
男性が同僚や目下の人に対してのみ使える表現です。
