ここでは「待ち遠しく」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「待ち遠しく」とは?
「待ち遠しく」は、その日が来るのが、何かが届くのが、誰かに会えることなどが楽しみだといった使い方になる表現です。
そのように考えて用いるため、「合格発表の日が来るのを待ち遠しく思っています」と使った時には、それに合格しているだろうと考えてのことになります。
つまり、あくまで自分としての希望ながら、いい結果が待っている(だろう)と思って使う表現となっており、そういったことがあるからこそ用いられます。
ビジネスシーンでもその相手に「お会いできる日を待ち遠しく思っております」などと使われることがあり、口語、文章を問わず様々な場面で使われています。
「待ち遠しく」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「待ち遠しく」は、その先にあるものが楽しみだと思っているために用いる表現になります。
よって、悪い意味になる使い方はなく、それがある日付であれば、その日になるのが楽しみだと言っており、その日が来て欲しくないという解釈で使われることはありません。
「○日が来るのが待ち遠しくて、毎日早く夜になればと思っているくらいです」といったような用い方をすることもでき、どのように使った場合もそれほど楽しみにしているとその相手に伝わります。
応用として、「この梅雨が明けるのが待ち遠しく思えます」のように、今があまり好ましくない状況なので、それが過ぎ去るのを待っている(楽しみにしている)といった使い方をしても構いません。
「待ち遠しく」を使った例文
・『ネットオークションで安く購入できたテレビが届くのを今か今かと待ち遠しく思っています』
・『連日の猛暑にあてられて、体調を崩してしまいました。そのため、この暑い毎日が終わるのを待ち遠しく思っている今日この頃です』
「待ち遠しく」の類語や言い替え
・『待ち望んで』
こちらを使っても同様の意味の文章を作ることができ、「待ち遠しく思っています」は「待ち望んでいます」と言い替えることができます。
ただし、人と会うのが楽しみだといった使い方にはあまり向いていないため、「待ち遠しく」をそれ以外の使い方をした場合にその代わりに使える表現になります。
まとめ
「待ち遠しく」は、楽しみにしていることが先に控えている時に、それを伝えるために用いられます。
色々な内容を対象に使える表現となっており、今の状況から改善することがそれだといった用い方をしてもよく、ビジネスシーンでも個人的に、または会社としてそうだといった使い方をすることができます。