おいしいご飯を奢ってもらったら、お礼をしておきたいもの。
「御馳走になり恐縮いたしております」の使い方を見ていきましょう。
「御馳走になり恐縮いたしております」とは?
この場合の「御馳走」は料亭や居酒屋で、支払いをしてもらうことをいいます。
「恐縮」は体が小さくなるくらい、畏れ多いと思う様子をあらわします。
おいしいご飯を御馳走になった後の、ひと言としてイメージできます。
「御馳走になり恐縮いたしております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
会食の席で「今日はこちらが払うから」と目上の方に言われて、素直にお言葉に甘えることがあります。
こちらの文言は支払いをしてくれた方に、感謝の気持ちをあらわす言い回しです。
目上の方に畏れ多い気持ちを伝えたい時に、会話文で使ってみましょう。
一方でビジネスメールでお礼を伝える時は「御馳走になり」や「いたしております」だと、畏まり過ぎていることも。
例えば合計金額の一部を先方が負担してくれた時、支払ってくれた金額がカフェのコーヒー1杯分だった時、文そのものが大袈裟でかえって嫌味に聞こえてしまいます。
「ごちそうになり」や「ご馳走になり」、そして「恐縮いたしております」を「大変恐縮しております」や「ありがとうございます」に直して、自然な言い方に整えていきましょう。
心の伝わるビジネス敬語を目指してください。
「御馳走になり恐縮いたしております」を使った例文
・『昨日は御馳走になり、大変恐縮しております』
・『昨晩はごちそうになり、誠にありがとうございました』
「御馳走になり恐縮いたしております」の類語や言い替え
似ている表現に「ご馳走になり、恐縮しております」が挙げられます。
「恐縮」で畏まった表現になっているので、末尾は「いたしております」ではなく「しております」で留めておいた方が美しくまとまります。
このほか言い替えの表現に「ご馳走になり、誠にありがとうございました」があります。
素直にお礼の心をあらわせる、明るい言い回しなので覚えておきましょう。
まとめ
「御馳走になり恐縮いたしております」の使い方を学びました。
適切な表現を取り入れて、感謝の気持ちを伝えていきましょう。