使い道がわからない表現があると、戸惑ってしまうものです。
「心より応援しております」の使い方と類語を見ていきましょう。
「心より応援しております」とは?
この場合の「応援」とは、相手を鼓舞したい時のフレーズです。
励まし、サポートの声を届けたい時に用いられています。
「心より」は「心の底から、誓って」という解釈ができる、上品な日本語です。
「おります」は「います」の控えめな表現で、謙譲語としての役割があります。
「強く応援しています」という解釈ができる、前向きな表現といえるでしょう。
「心より応援しております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
転勤される方に華やかなメッセージを寄せ書きしたい時、適しているのがこちらの表現です。
新天地でがんばって欲しい時、あるいはスポンサーになっているチームに、良い成績を収めて欲しい時に用いられます。
前向きな言い方なので、適宜用いていきましょう。
一方で「心より応援しております」の「心より応援」は、人によっては違和感を覚えることも。
年配の方の中には年下の人からの「心より応援」に違和感を持つ方もいらっしゃいます。
「陰ながら」や「まだまだ未熟者の私ですが」や「遠くから」などの表現を取り入れていくと、やさしい文になるでしょう。
「心より応援しております」を使った例文
・『新しい部署に行かれましても、心より応援しております』
・『所属チームが優勝されること、心より応援しております』
「心より応援しております」の類語や言い替え
似ている言い方に「心から応援しています」があります。
「心から」は「心より」よりも、くだけた雰囲気の表現です。
ただ会話文でも使えるので、重たすぎない文を作りたい時に適しています。
「春から新しい部署ですね。
心から応援しています」と異動時のメッセージに書きやすいです。
言い替えの表現に「陰ながら、応援しております」や「ご活躍をお祈りいたします」があります。
いずれも目上の方に使っても、問題ない明るい言い方です。
覚えておきましょう。
まとめ
「心より応援しております」を解説しました。
気になる表現を適切に取り入れて、敬語の上級者を目指してください。