信頼が重要なビジネスの世界では約束に関係する言葉が色々使われています。
ビジネス用語の「約束を反故にする」も約束に関係する言葉の一つですが、この言葉はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。
「約束を反故にする」とは?
「約束を反故にする」とは、「約束を破って守らない」という意味で使われているビジネス表現です。
「反故」はもともと書き損じなど使えなくなったいらない紙を指す言葉ですが、そこから転じて「役に立たない無駄なこと」という意味で使われています。
「約束を反故にする」は約束を役立たずの無駄なものにする、つまり「約束を守らず無効にすること」という約束破りの意味で使われている言葉です。
ビジネスの場合は口約束などきちんとした契約として結んでいない約束を破ることを表す意味で使われるのが一般的です。
「約束を反故にする」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
相手の意向を考えず一方的に約束を破る態度に対して用いられる表現なので、話し合いの上で約束をなかったことにするようなケースには当てはまりません。
誠意に欠ける相手の行為を非難するニュアンスが含まれているため使い方によっては関係を悪くする可能性があります。
人間関係への影響も考えて使いましょう。
「約束を反故にする」を使った例文
・『約束を反故にするような人間は信用できないので取引相手にはふさわしくない』
・『何があっても約束を反故にするわけにはいかないので赤字覚悟で用意する』
・『そっちが約束を反故にするつもりならこちらにも考えがある』
「約束を反故にする」の類語や言いかえ
「約束を破る」はビジネスだけでなく日常会話でも一般的に使われている表現です。
「キャンセルする」は手続きとして約束を断る時に使います。
「約束をたがえる」「裏切る」は不誠実な態度を強調した言い方です。
まとめ
「約束を反故にする」はビジネスにおいて最も避けるべき不誠実な行為です。
残念なことに使う機会がそれなりにある言葉なので覚えておきましょう。
