この記事では、「繋がりかねない」の使い方に関して解説します。
「繋がりかねない」とは?
「繋がりかねない」とは、「繋がる」は、一般的には何かが原因でなにかが起こるという因果関係を表す言葉です。
そして、「かねる」とは、もともとは「かぬ」という古語からきており、「不可能である」という意味があります。
そして、「ない」は当然前の語を否定するものなので、「不可能であるということはない」、つまり「十分ありえる」となります。
これらをつなげると「これが原因で〜になってしまうことがあり得る」という意味になります。
簡単な表現では「そうなちゃうかも」となります。
多くの場合は、良くないことが起こる可能性を言います。
「繋がりかねない」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「繋がりかねない」をビジネスで使用する場合には、特に前後にどのような表現を繋げるかが重要になるでしょう。
前述のようにこれが意味するところは、ただ「可能性がある」ということだけなので、そんな単純なことをいうためにこのように持って回った言い方をするのは納得できないと思う人がいても不思議はありません。
このようなときには、素直に、「そうなる可能性もあります」といえば済むことでしょう。
「繋がりかねない」の正しい敬語表現
「繋がりかねない」を敬語表現にする場合には、「繋がる」という部分に関しては他の言い方はないので、「かねない」の部分に敬語をつけ、「繋がりかねません」とすればよいでしょう。
これでは簡単すぎるという場合には、「繋がりかねないと思慮いたします」のように別の場所につければよいでしょう。
「繋がりかねない」を使った例文
・『この間違いは、論文全体の信頼性の低下に繋がりかねません』
・『コストの増加に繋がりかねない施策はやめましょう』
「繋がりかねない」の類語や言い替え
「繋がりかねない」の類語としては、「なりかねない」、「結びつきかねない」、「直結しかねない」などになるでしょう。
まとめ
この記事では「繋がりかねない」に関して解説してきました。
このような言葉を使いこなせるようになるために、これを機会にもっと「繋がりかねない」を使ってみてはいかがでしょうか。