「苦渋(くじゅう)の決断」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「苦渋の決断」とは?
「苦渋の決断」とは、ビジネスシーンや敬語での会話などにおいて「苦悩を続けた上での決定」あるいは「非常に厳しい状況の中でどうにか出した回答」などという意味合いで使われている文言です。
「長い間にわたり深く苦しんで悩む」さまを示す「苦渋」という語は、文字が示しているとおり「苦しくて渋い」心情などを表しており、上記のフレーズは「泣く泣く導き出した答えや指針」などというニュアンスで使用されています。
「苦渋の決断」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「苦渋の決断」とは、「大変辛い選択」ないし「悩みに悩んだ末に出した方向性」などという意味合いで使われている言い回しです。
数多くの関係者や代表者などと共に協力をし合いながら進めていく必要があるような取引や事業などに取り組んでいく過程で、長い協議の末にやっと結論を出すことができたり、どうにか答えを絞り出すことができた場合などに用いられている文言で、業務責任者やプロジェクトリーダーなどが厳しい状況の渦中に決めた事柄や決心などについて触れることができる表現です。
「苦渋の決断」を使った例文
・『本事業におきましては、複数回の難局を乗り越えるために苦渋の決断をせざるを得ない状況に何度か見舞われている次第でございます』
・『長きにおよぶ職務において苦渋の決断を迫られた場合には、担当者間で会合を開いたり上役に相談する必要が出てきます』
「苦渋の決断」の類語や言い替え
・『悩んだ末に出した結論』
・『苦し紛れの選択』
・『止むに止まれぬ苦肉の策』
まとめ
「苦渋の決断」とは、ビジネスメールや敬語での会話シーンなどにおいて「悩み苦しみながら導いてきた決意」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをしっかりと理解した上で、その時の場面や状況などに応じてそつなく使いこなしましょう。