「誠に勝手なお願いです」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「誠に勝手なお願いです」とは? ビジネス用語

ここでは「誠に勝手なお願いです」の使い方や言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「誠に勝手なお願いです」とは?

「誠に勝手なお願いです」は、こちらの勝手ながらどうしても聞いて欲しいといったお願いがある時に使われます。

ビジネスでもよく見聞きしますが、このように使われる時にはその内容が無茶なお願いなことが多いことから、あまり歓迎されることはなく、できれば使わないに越したことはありません。

“本当に申し訳ありませんが”といったニュアンスで用いられることがありますが、表現としてそちらより強く、絶対にお願いする内容を聞いてもらいたいといった意志の下で使うものなので、このように使われた方としては多くの場合でどうしたらいいものかと考えてしまうことになり、極力見聞きしたくない表現です。


「誠に勝手なお願いです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「誠に勝手なお願いです」は、主にメールなどの文章で使われます。

実際には「誠に勝手なお願いですが」として、この後にお願いの内容が続くという流れになりますが、普通には考えられない、どう考えても無茶だといったことがその内容になるため、使われた方が困ってしまいます。

かと言って、ここまで言ってきている相手を無碍にすることもできず、無理をしてでもできるだけそのお願いを聞こうということになってしまい、使った相手に多大な迷惑を掛けることにもなると考えてください。

よって、本当にどうしてもそうならないとビジネス的に大きな支障が出てしまうといった時のみ、相手にどう思われてしまうかと関係なく、仕方なく使うものだと覚えておいてください。


「誠に勝手なお願いです」を使った例文

・『誠に勝手なお願いですが、8日までの納期を13日まで延ばしていただくことはできませんでしょうか』
・『誠に勝手なお願いですが、明日の納品分をキャンセルとさせていただきたいのですが』

「誠に勝手なお願いです」の類語

「誠に恐れ入りますが」
こちらにすると幾分ニュアンスが軽くなり、使う方もそれほど恐縮することはありません。

ですが、お願いする内容も「誠に勝手なお願いですが」と使うより軽くするもので、そこまで無茶なことをお願いするには向きません。

よって、内容的に「誠に勝手なお願いですが」では大袈裟だと思う場合にこちらを使うといいでしょう。

まとめ

「誠に勝手なお願いです」は、無茶を承知でどうしても聞いて欲しいお願いがある時に使われます。

使う方、使われる方ともできれば避けたい表現ですが、こう使われた時には相手がそこまで困っているのだと察して、可能な限りの対応を考えてみるべきです。

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