「重んじております」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「重んじております」とは? ビジネス用語

ビジネスにおいては、普段使わないようなかしこまった表現を使うことはよくあります。

「重んじております」もその一例であり、これよりこのフレーズについて解説してみましょう。

「重んじております」とは?

「重んじて」とは「重んじる」の連用形「重んじ」に接続助詞の「て」が付いた形です。

「重んじる」とは「重視する」「重要だと考える」という意味があります。

一方、「おります」は、「います」の謙譲表現であり、聞き手を敬うための丁重表現であるとされています。

つまり、「重んじております」全体で、「重視しています」「大切だと考えています」という意味になるわけです。


「重んじております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

このフレーズがビジネスで使用される場合は、純粋な「説明」の場合と、社会への「アピール」の場合の2つのケースが考えられます。

「説明」とは、自分たちが何を重要だと考えているか、相手に単純に伝えるためです。

例えば、「このデザインは、シンプルさを重んじております」といったパターンが考えられます。

一方、「アピール」とは、自分や会社が何を目的に活動しているのかを、イメージアップのため社会に伝える目的です。

具体的には、「当社は環境配慮を重んじております」のようなフレーズがあり得るでしょう。


「重んじております」を使った例文

それでは、上記の他に考えられる使用例を以下に挙げてみます。

・『経営においては、コストカットを重んじております』
・『人と人との繋がりを重んじております』

「重んじております」の言い替え

「〜を重視している」という意味を、聞き手に配慮したかしこまった形で表現できるかがカギとなります。

「大切なことと考えております」
「大切なことと考えている」「重んじる」の意味合いを表現しています。

「尊重しております」
「尊重」「そんちょう」は、「尊いものとして大切に扱うこと」という意味がありますので、こちらも「重んじる」の代用として機能します。

まとめ

「重んじております」とは、何らかの事柄を重要だと考えているという内容を、かしこまった形にしたものです。

単に何かを重視していることを伝えるために使用されることもありますが、企業のポリシーや姿勢のアピールのために使われることもあります。

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