ここでは「皆様のますますのご健康をお祈りいたしております」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「皆様のますますのご健康をお祈りいたしております」とは?
「皆様のますますのご健康をお祈りいたしております」は、文末の締めに用いられる定型表現になります。
「皆様」としているので、このように使う相手だけでなく、その所属先や家族などに対しても同時にそのように伝えていることになるので、「ご家族の皆様のますますのご健康をお祈りいたしております」のような使い方になり、口語で用いることはなく、文章専用の表現です。
これをもって文章を締めることになるため、それまでに本題になる内容は全て述べておく必要があり、このように使える(その相手以外にも周辺に伝えられる相手が存在する)場合にうまく最後の挨拶として用いることができます。
「皆様のますますのご健康をお祈りいたしております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「皆様のますますのご健康をお祈りいたしております」は、文末の締めとなる定型表現になります。
よって、その相手や周辺の方々の健康を祈願しているといった意味自体はあまり気にする必要はなく、使える相手に対して無難な文章の最後を飾る挨拶文になります。
個人的に家族をもっている人に使われることが多い表現ですが、ビジネスでは異動や転勤になったような時に、今まで所属していた部署や在籍した支社の人たちを対象にして使ったり、退職する際の挨拶として使うことが多いですが、他社を相手に「貴社の皆様のますますのご健康をお祈りいたしております」のように用いることができます。
「皆様のますますのご健康をお祈りいたしております」を使った例文
・『短い間ですが、大変お世話になりました。○○社の皆様のますますのご健康をお祈りいたしております』
・『また今度ゆっくりとお話できる機会があればと思います。○○様のご家族の皆様のますますのご健康をお祈りいたしております』
「皆様のますますのご健康をお祈りいたしております」の類語や言い替え
・『貴社のますますのご清栄をお祈り申し上げます』
ビジネスシーンで他社に用いる時にはこちらの方が適している表現になります。
このままの形で文末を締める挨拶文になり、「貴社」だけで「貴社の皆様の」という解釈になり、「ご清祥」が健やかな様子を表しています。
よって、意味も一緒で、ビジネス向けの少し堅い表現です。
まとめ
「皆様のますますのご健康をお祈りいたしております」は、文末の締めに用いる挨拶表現の1つです。
その相手だけでなく、周辺の健康も祈願しているという意味になり、個人的に使われることが多く、ビジネスシーンでは類語で挙げた方がよく用いられています。