ここでは「お見受けいたしますが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「お見受けいたしますが」とは?
「お見受けいたしますが」は、そのように見えますが、という意味になります。
ですが、視覚的なことではなく、例えば、医学的な知識にとても詳しい人に対して、「そちら様は医師だとお見受けいたしますが〜」のように使う表現です。
見た目からの判断に対しても用いることができるので、ジャージ姿で本格的な運動をしている人に「スポーツ選手だとお見受けいたしますが〜」と使うような場面も多いです。
このように、そのように見える、そう思えるという意味になれば、色々な使い方ができる表現です、最後の「が」がない形にして使うこともできます。
「お見受けいたしますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「お見受けいたしますが」は、その人の態度や素振りから、そのように感じるといった使い方もできます。
いかにも嫌そうなそれに見えた時に、「お気に召さないとお見受けいたしますが〜」などと使うという具合ですが、この用い方はそれほど多くはないため、そのようにも使えると覚えておく程度でいいでしょう。
基本的には口語、文章を問わず前述のような、その手の職業、もしくはその経験があるように見えるという使い方をするための表現となっており、ある様子を見て「とてもお詳しいとお見受けいたしますが〜」といったような使い方もよく見られます。
「お見受けいたしますが」を使った例文
・『それをご存知とは、経験者の方だとお見受けいたしますが、1つ聞いてもよろしいでしょうか』
・『野球にとてもお詳しいとお見受けいたしますが、実際にプレイされていたことはありますか』
「お見受けいたしますが」の類語や言い替え
・『お見立ていたしますが』
この「お見立て」とすると、全く別の意味で使う表現になります。
(相応なものを)選ぶという用い方になり、「よろしければお似合いになるものを私がお見立ていたしますが、よろしいでしょうか」のように使われます。
こちらを「お見受けいたしますが」と間違えて用いていることが少なくないので、それには注意してください。
まとめ
「お見受けいたしますが」は、そのような職業や立場、経験があるように見えるといった使い方になる表現です。
最後の「が」をとって、そこで一度文として終わらせる用い方をしてもよく、そのように使われることも多い表現です。