ここでは「お役に立てましたでしょうか」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「お役に立てましたでしょうか」とは?
「お役に立てましたでしょうか」は、何かしらの役には立てたのではないかと伝えるために用いられる表現で、その相手に対して何かを手伝った、何かを伝えたといったような時に、それが役に立ったかと訊ねるために用いられます。
「立てました」「でしょうか」と続けて使っているため、いわゆる二重敬語に属する間違った使い方だと言われることがありますが、この表現はそのようなことはなく、ビジネスシーンで使っても何も問題はありません。
それが気になってしまい、「お役に立てたでしょうか」と使われることがありますが、そちらでも意味は同じなのでそう用いても構いません。
相手に役に立てたか訊ねている表現になりますが、特に返信を求めている訳ではなく、主に文章で用いられている表現ですが、何かの授業や講義の最後にこのように使われて終わるといった場合もあり、口語でも使うことができます。
「お役に立てましたでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「お役に立てましたでしょうか」は、役にたったのかと聞いていることから、考え方によってはわざわざ使うことはない表現だと言えるかも知れません。
このように使われた側は何かしらの返答をしないといけないと考えてしまうものですが、流してしまっても特に問題はなく、本当に役に立った、そのお陰で助かったという場合にはそのお礼を伝えるといいでしょう。
使った方としては、自分(たち)が少しでも役に立ったかと聞いていることになりますが、そこまで意味の通りに使われることは少なく、その件に関して自分(たち)も少しは関与しましたといったちょっとしたアピール程度の意味で使っていると考えてください。
よって、使われた側もいちいちそのようなことを聞いてきたなどとは考えず、軽く受け流すものです。
「お役に立てましたでしょうか」を使った例文
・『先のイベントでは弊社もお役に立てましたでしょう』
・『大したお手伝いはできませんでしたが、少しはお役に立てましたでしょう』
「お役に立てましたでしょうか」の類語や言い替え
・『お力になれましたでしょうか』
こちらも何かの力にはなったかと訊ねている表現になり、ほとんど意味は一緒です。
「お役に立てましたでしょうか」と同様に二重敬語にもならず、同じような使い方ができます。
まとめ
「お役に立てましたでしょうか」は、相手に対して自分(たち)も役に立ったかと訊ねている表現です。
特に返信を求めて使うものではなく、その件への関与をアピールするために用いられることが多く、ビジネスではこちら側を印象づけるために遭えて使っていことも少なくありません。