スケジュールや予定に関する言い方に、悩むことがあるもの。
「予定されている」の正しい使い方を見ていきましょう。
「予定されている」とは?
この場合の「予定」は、スケジュールとして抑えていることを指します。
また「されている」は受け身と敬語のニュアンスがあり、とくに予定を組んでいる方を敬う時に用いられています。
予定があること、用事が入っていることを丁寧に直した言い方といえるでしょう。
「予定されている」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「予定されている」は度々耳にするフレーズです。
「ご来場を予定されているお客様へ」として、不特定多数のファンの方に公式サイト等でメッセージを伝える時に用いられています。
一方で個人間のやり取りで「予定されている」は少々使いにくい表現です。
もし先方に「予定していますか」と聞きたい時は「ご予定はおありですか」など、言い方を変えて用いていきましょう。
その場に応じて言葉を変換していくと、自然な言い方になり聞こえやすくなります。
「予定されている」を使った例文
・『登山を予定されているお客様は、フロントにお声がけください』
・『行楽を予定されている方は、天気の急変にお気をつけください』
「予定されている」の類語や言い替え
同じような言い方に「検討されている」も挙げられます。
実行しようか悩んでいる段階をあらわしています。
「投資を検討されているお客様へ」など、メルマガのタイトル文にも使える言い方です。
このほか言い替えの表現として「ご予定がおありの」や「ご検討中の」があります。
「ゴールデンウィークにご予定がおありのお客様は、ぜひ防犯対策を万全にお願いいたします」や「マンション購入をご検討のお客様へ」とセールス文にも活用できます。
このほか個人の方に予定の有無を尋ねる時は「〇〇のご予定はおありですか」と使います。
臨機応変に変換してみましょう。
まとめ
「予定されている」について見てきました。
躊躇する表現のひとつですが、落ちついて使えば社会人らしい言い回しになります。
それぞれの言葉を学んで、敬語力を身につけていきましょう。