身近な人に辛い思いをさせたことを表現する時、「苦労をかけました」と言うことがあります。
スピーチの際にも使われることがあるこの表現は、どう言い換えたら良いか、言い換えはどんなものがあるかを確かめてみてください。
「苦労をかけました」とは?
以前に誰かに対して精神と肉体の両面に苦しい思いをさせた経緯について、人に伝える時の表現です。
「苦労をかけました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
人生で身内や友人や同僚などに対して、何らかの苦労をかけてしまった経験は誰にでもあるものです。
それについての反省や配慮する気持ちを込め、人に説明する機会の中で、「苦労をかけました」が使われることになります。
その時には具体的にどんな苦労をかけたのか、付け加える必要がある場合も出てくるでしょう。
家族などの親しい間柄の人物に対してはこの言い方でも支障ないですが、目上の他人に苦労をかけた場合、尊敬語の言い方に変えなければいけません。
ただ「ご苦労」は目上には失礼にあたると言うので注意が必要です。
「苦労をかけました」を使った例文
・『これまで家族や友人には色々と苦労をかけました』
・『大きな苦労をかけましたので、その分だけ幸福にしてあげたいです』
「苦労をかけました」の類語や言い替え
「負担をかけました」は、責任や精神的な重荷について表す「負担」を用いて同じような意味にできる表現です。
「迷惑をかけました」は不快に感じさせることを表す「迷惑」を使って似た表現になります。
「負担させてしまいました」は、相手に強制的に重荷をかけてしまった意味の表現です。
「ご迷惑おかけしました」と言う場合、目上の人物に対して嫌な目に合わせたことについて、尊敬語を使う形で反省や謝罪を示した言い方となります。
まとめ
誰かの心身に苦しい思いをさせた過去について、人に伝える時の表現が「苦労をかけました」なのでした。
身内などの親しい間柄について言い表しますが、目上に対して使う場合は注意が必要です。
言い換える場合には苦労を負担に変えてみたり「させた」の形にするなどが適切でしょう。
