ここでは「ご紹介申し上げます」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご紹介申し上げます」とは?
「ご紹介申し上げます」は、その相手に何かを紹介したいと考えて用いる表現です。
例えば、こういうものはないかと訊ねられた際に、「それでしたら、こちらをご紹介申し上げます」のように使うという具合です。
このように、これはどうですか、という感覚で用いる表現になりますが、丁寧にそれを勧めるために使われており、先のような何かの物だけでなく、人を紹介するという用い方をすることもできます。
その場合にも、「そちら役目でしたら、是非とも○○様をご紹介申し上げます」などと使ってください。
「ご紹介申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご紹介申し上げます」は、自分が何か、もしくは誰かを紹介するという用い方になります。
つまり、自分が行う行為になるため、それに「ご」とつけるのはおかしいと思ってしまうかも知れませんが、この表現におけるこの「ご」は謙譲の意味から用いているため、この形で問題はありません。
これ以外の形でも、「ご紹介したいのですが」などと同様に「ご」をつけて使うことができるのが「紹介」という表現で、文章ではそれを漢字にして「御紹介」と使うと、それだけで少し堅い用い方にすることができます。
「ご紹介申し上げます」を使った例文
・『その場所に置くのでしたら、こちらの置き物をご紹介申し上げます。とてもよく似合うと思います』
・『是非とも彼をご紹介申し上げます。きっと活躍してくれることと信じています』
「ご紹介申し上げます」の類語や言い替え
・『ご紹介いたします』
少し砕いた形になりますが、こちらでも十分に丁寧な表現です。
使い方も同様なので、そのまま置き換えになり、元の形では堅くなってしまうと思った時に用いられます。
こちらにしても特に変わりはなく、この方が文脈的に適している場合も少なくないため、併せて覚えておきたい形です。
まとめ
「ご紹介申し上げます」は、このように用いる相手に対して何か、または誰かを紹介したいと考えて使う表現になります。
とても丁寧な表現なので、これでは堅過ぎると思った時には類語で挙げた「ご紹介いたします」とするとよく、更に堅く丁寧にしたい場合には「御紹介〜」と用いることができます。