出席のお礼を伝えたいことがあります。
「ご参列くださいまして」の適切な使い方を見ていきましょう。
「ご参列くださいまして」とは?
「ご参列」とは行事に参加することをいいます。
式典の出席をあらわしているので、結婚式またはお葬式の参加を例えています。
また「くださいまして」は尊敬語としてのニュアンスがあり、参列してくれた方を高める言い方です。
「出席してくれてありがとうございます」という意味が込められています。
「ご参列くださいまして」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご参列」は結婚式、あるいはお葬式など冠婚葬祭で用いられます。
とくに葬儀に出席してくれた方に、お礼の気持ちを届けたい時に使われます。
「この度は誠にありがとうございました」などお礼の言葉を添えて、感謝の気持ちを送ってみましょう。
一方で企業のイベント、周年記念のセレモニー、竣工式に参加してくれたお礼を伝える時は「ご参加を賜り」や「ご来光賜り」そして「ご来場いただき」を用いていきます。
ビジネスシーンの華やかな場で「ご参列」を使うのはあまり好ましくないので気を付けておきましょう。
「ご参列くださいまして」を使った例文
・『葬儀にご参列くださいまして、誠にありがとうございます』
・『お忙しいなかご来光賜りまして、心より感謝申し上げます』
「ご参列くださいまして」の類語や言い替え
似ている表現に「ご参加いただき」があります。
セミナーや展示会、プロモーションに足を運んでくれた時など、取引先の方が足を運んでくれた時のお礼状に使えます。
「貴重なお時間を割いてご参加いただき、誠にありがとうございました」と使用していきましょう。
このほか言い替えの表現に、葬儀の場合は「ご会葬賜り」、その他の行事の場合は「ご出席を賜り」や「ご参加を賜り」や「ご来場いただきまして」が挙げられます。
天気の悪かった時は「足元のお悪い中ご丁寧に」と加えておくと、雨の中やって来てくれた方に感謝の気持ちを伝えられます。
状況に合わせて、アレンジしながら使用してみてください。
まとめ
「ご参列くださいまして」をお伝えしました。
適切な表現を学んで、敬語の達人を目指しましょう。