言葉の選び方ひとつで、自分の印象は大きく変えられます。
「恐れがございます」の使い方を見ていきましょう。
「恐れがございます」とは?
この場合の「恐れ」は「最悪の場合、こうなります」という忠告の意味があります。
「ございます」は「あります」の丁寧な表現です。
「もしかしたら、このようなリスクが起こるかもしれません」こうしたニュアンスが込められています。
「恐れがございます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
ひとつのリスクを示したい時に使いやすいのが「恐れ」にまつわる表現です。
例えば類似の「恐れがあります」はニュース等で、よく見聞きする言い方。
「本日は風が強いので、洗濯物が飛ばされる恐れがあります」というと、いつもより強風なので外干しの洋服が飛んでいってしまう可能性を示しています。
洗濯物が飛ばされたら困る方も多いので、前もってこのような表現を使って警告しているのです。
ビジネスの世界では例えば薬や危険物の取扱いについて説明する時、専門的な講習をおこなう時に用いられています。
「恐れがございます」だと大げさに聞こえる場合は「恐れがあります」など語尾を調整して用いていきましょう。
また「恐れ」は警告をあらわす言葉。
むやみに乱用すると、聞いている相手の不安をあおることがあります。
他の言い回しも覚えておき、適切な使い方をしていきましょう。
「恐れがございます」を使った例文
・『副作用の恐れがございますので、処方をお守りください』
・『故障の恐れがございますので、お取り扱いにお気をつけください』
「恐れがございます」の類語や言い替え
似ている表現に「危険があります」が挙げられます。
ハイリスクであることを、分かりやすく述べる言い方になっています。
また言い替えの表現に「懸念されています」や「〜という可能性もございます」が挙げられます。
懸念は気掛かりであることを述べています。
「強風のため、イベントの延期が懸念されています」と用いていきましょう。
まとめ
「恐れがございます」の使い方を見てきました。
正しい言い回しを覚えて、ビジネス敬語の達人を目指していきましょう。