業務の中での取り消しに関わっている表現には、「反故(ほご)になる」があります。
反故の意味も読み方も、良くわからない人は多いかも知れません。
言葉の意味や使い方など気になるところを確かめてみましょう。
「反故になる」とは?
取り決めた物事などが無かったことに変わったり、無駄になるとの意味をもっている表現です。
「反故になる」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
ある計画や内容を決めたとしても、それを取り消すことになる場合があります。
それについてを実行したり、話題に取り上げる場合に「反故になる」を用いることが可能です。
これを使う場合は何が反故になるのかを、「せっかくの計画が」のように具体的に示すほうがわかりやすいでしょう。
そして反故になるから、どうすべきかを伝えることができます。
この表現は日常会話では使われることはなく、業務や公式な場面で使われるのが通常です。
「反故」は難読な熟語でもあり、本来は「ほご」のほか「ほうご」と読むのですが、間違って「はんこ」と読んでしまわないよう注意する必要があります。
「反故になる」を使った例文
・『せっかく時間をかけて取り決めたのに、反故になるのはもったいない思いがあります』
・『これが反故になるとすれば、他のことも無駄になってしまうでしょう』
「反故になる」の類語や言い替え
「無駄になる」は、役に立たなくなったり価値が無くなる意味をもっている表現です。
「取り消しとなる」は、従来の決めたことなどが無効となることを表しています。
「なかったことになる」は、これまでの経緯や決めたことを全て取り消すとの意味です。
「白紙に戻る」は、従来の経緯や取り決めごとを消し、なにもない状態に戻すことを表しています。
「水の泡になる」は、せっかくの努力がなくなるとの意味です。
「台無しになる」は、物事がすっかり駄目になることを表しています。
「無に帰す」は、失われて何もない状態に戻ることを表す言葉です。
まとめ
何かの物事がなかったことになるとの意味を持っているのが、「反故になる」です。
これの読みは「ほご(ほうご)」であり、「はんこ」ではないことに気をつけましょう。
そして言い替える場合は「無駄になる」など様々な表現があるので、適切なものを見つけてみてください。