お世話になった方の異動が発表されたら、前向きな言葉で送りたいもの。
「新しい部署に行かれましても」の正しい使い方を見ていきましょう。
「新しい部署に行かれましても」とは?
「新しい部署」とは次の配属先をあらわします。
人事発表がおこなわれ、異動の通達が出た後にお送りするひと言です。
「新しい部署に行っても」を丁寧にあらわしています。
「新しい部署に行かれましても」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
春や秋の人事異動が出たら、ぜひそれに応じた対応を取っておきたいもの。
とくに同じ部署の先輩や上司が異動になったら、チームの仲間で寄せ書き等を作りたいものです。
「新しい部署に行かれましても」は「新しい配属先でも、今まで通りがんばってくださいね」という意味がある明るい表現です。
目上の方であれば「ご活躍をお祈りいたします」など、活躍を祈念する表現を盛り込むといいでしょう。
一方で起業のため会社を辞める方、定年退職される方、病気の静養のため会社を退社される方に「新しい部署に行かれましても」は酷に見えます。
ライフステージが大きく変わる方には、あえてこれからのことは触れず、今までの感謝のみを言葉に託していきましょう。
マナーと節度を守って、気持ちよく送り出してあげたいです。
「新しい部署に行かれましても」を使った例文
・『新しい部署に行かれましても、益々のご活躍をお祈りいたします』
・『新しい部署に行かれましても、さらなるご活躍を祈念しています』
「新しい部署に行かれましても」の類語や言い替え
似ている表現に「新天地におかれましても」があります。
新天地は新しい、活躍の場をあらわします。
行く先が決まっている方に使いやすい、オーソドックスな言い方です。
ただ転職先が決まっていない方に「新天地」と書くと嫌味に聞こえてしまうことも。
栄転以外では使わない方が無難なので心得ておきましょう。
また言い替えの表現に「新しいところに行かれても」や「新しい部署におかれましても」があります。
まとめ
「新しい部署に行かれましても」を解説しました。
異動の季節になったら、ぜひ前向きな言葉を準備して、明るい潤滑油にしていきましょう。