お知らせ文を作成したい時があります。
「ご案内申しあげます」の正しい使い方を見ていきましょう。
「ご案内申しあげます」とは?
この場合の「ご案内」とは「こちらから、お知らせすること」をいいます。
メガホンやマイクを取って、ある事柄についてアナウンスすることを述べています。
加えて「申しあげます」は「言う」の謙譲語としての役割があります。
目上の方にお伝えすることを、丁寧に述べた言い方です。
「お知らせします」という解釈ができます。
「ご案内申しあげます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
天候状態が悪いため、飛行機が定刻通りに飛ばないことも。
このような時に耳にするのが、航空会社からのアナウンスです。
「ご搭乗のお客様にご案内申しあげます。
ただいま低気圧が近付いている関係で、ダイヤに乱れが生じております」と用います。
案内は現状についてのお知らせという意味があるので、大勢の方に現時点で分かっていることをお伝えしたい時に向いています。
マイクを使って、その場にいるお客様に呼びかける時に使ってみましょう。
また細かいようですが「ご案内申しあげます」は「ご案内申し上げます」と漢字で用いるのが一般的です。
文書に起こす際は、後半の文字に気を配っておきましょう。
「ご案内申しあげます」を使った例文
・『本日のフライトについて、ご案内申しあげます』
・『列車の運行状況について、ご案内申しあげます』
「ご案内申しあげます」の類語や言い替え
似ている言い方に「ご案内いたします」があります。
こちらはお客様を目的の場所に、お連れする時の言い方です。
例えばホテルの入り口で、観光客の方に「荷物を預けることはできますか」と聞かれた場合に「手荷物案内所がございますので、よろしければご案内いたします」と活用できます。
また言い替えの表現に「ご案内申し上げます」があります。
覚えておきましょう。
まとめ
「ご案内申しあげます」を解説しました。
曖昧な表現を正しく学んで、敬語のスキルを上げていきましょう。
