ここでは「につきましては」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「につきましては」とは?
「につきましては」は、何かについては、と伝えるために用いられます。
「それにつきましては、○○に詳しく書かれています」などと使ったり、「明日ことにつきましては、後ほどお知らせいたします」といったように用いられ、それについて何かを伝える時の前置詞のような使い方になる表現です。
崩すと先の「については」となり、共に予めそれを伝えておいた方がいいと考えて使う場合と、質問をされた時の返答として、それについてはこうだと用いる時がある表現です。
「につきましては」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「につきましては」は、それについてはどうこうという使い方になります。
何かのついての説明になる場合がほとんどなので、ビジネスシーンでも「この製品につきましては、○月発売を予定しています」、「そちらの操作方法につきましては、取扱説明書の○ページに詳しく記載があります」といったような色々な用い方をされています。
「については」としても意味が変わることはありませんが、同シーンで他社など対外的に使う場合には丁寧なこちらの方が向いています。
「につきましては」を使った例文
・『来月の○○の件につきましては、明日の会議で詳しく決まる予定となっています』
・『あの機械が急に故障してしまったことにつきましては、現在その理由を調査中ですのでもう少しお待ちください』
「につきましては」の類語や言い替え
・『に対しましては』
似た使い方ができる表現ですが、こちらは対象になる何かに対する措置を述べる用い方に向いています。
よって、「それに対してましては、既に対策を打ってあります」などという使い方をされることが多く、「その件に対しましては、こちらにも考えがあります」のような用い方をしても構いません。
まとめ
「につきましては」は、それについてはどうこうという使い方をする表現です。
何かの説明として率先してそれを述べるために用いる時と、受けた質問に答える時に使う場合があり、どちらもこの前に何についてなのかを挙げて、この表現の後に続けて伝えるべき内容を述べていきます。
