この記事では、「お忙しい中ありがとうございます」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「お忙しい中ありがとうございます」とは?
「お忙しい中ありがとうございます」は、相手が何らかの手間をかけてくれたことへのお礼を述べる丁寧な表現です。
「お忙しい+中+ありがとうございます」で成り立っている語で、「お忙しい」の「お」は尊敬語の接頭辞、「忙しい」は「多くの用事に追われて暇がない」、「中」は「その時」、「ありがとうございます」は「ありがたい」の丁寧語で、「滅多にないことと思い感謝する」、全体で「多くの用事に追われて暇がない時に、感謝する」の敬語表現になります。
「お忙しい中ありがとうございます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お忙しい中ありがとうございます」は、こちらからお願いごとをした時、相手が良かれと思って心配りしてくれた時などに使われます。
「お忙しい中」はクッション言葉で、本当に相手が忙しいかどうかは問いません。
「お忙しい中ありがとうございます」の正しい文章表現
「お忙しい中ありがとうございます」の正しい文章表現は以下の通りです。
・『お忙しい中〜いただき、誠にありがとうございます』
何に対してありがたいと思っているかをきちんと伝えた方がより丁寧さが増します。
「いただき」は「もらう」の謙譲語、「誠に」は「間違いなくそうである様子」という意味です。
「お忙しい中ありがとうございます」を使った例文
「お忙しい中ありがとうございます」を使った例文は以下の通りです。
・『本日書類受け取りました・お忙しい中ありがとうございます』
・『ホテルの予約確認メールが届きました・お忙しい中ありがとうございます』
・『昨日は送迎いただきまして、お忙しい中ありがとうございます』
「お忙しい中ありがとうございます」の類語や言い替え
「お忙しい中ありがとうございます」の類語や言い替えは以下の通りです。
・『ご多用の折〜いただき、心より御礼申し上げます』
・『ご多忙の中〜いただき、深く感謝申し上げます』
・『ご多用中〜いただき、大変恐縮でございます』
まとめ
今回は「お忙しい中ありがとうございます」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。
