「ご一緒いたします」とは?
ビジネスにおけるメールや会話での使い方や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「ご一緒いたします」とは?
このフレーズの「ご一緒」は、相手の人のお供として行動を共にすることをへりくだって言った言い回しです。
そのため、「ご一緒させていただきます」と同様、「ご一緒します」の謙譲語になります。
なお、この2種類の謙譲語は少しニュアンスが異なり、「許可と恩恵」がるかないかで使い分けをします。
「〜させていただきます」はお供する許可とお供することで恩恵を受ける場合に使用します。
「〜いたします」の方は、許可というよりも業務命令や上司からの指示のような場合に用います。
「ご一緒いたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
使用上の注意点ですが、このフレーズは謙譲語ですので、目上の人に対しても用いることが可能です。
ただし、「ご一緒します」は丁寧語のため、敬語ではありますが、目上の人や取引先、上司などに使うと対等な関係のような印象を与えるため、相手から失礼と思われるおそれがあります。
「ご一緒いたします」を使った例文
・『上司の許可が出たので、来週のセミナーにご一緒させていただきます』
・『明日の会議の件、ご一緒いたします』
「ご一緒いたします」の類語や言い替え
このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。
類語や言い替え語としては、「ご一緒」を「同席」「お供」「同行」などに言い替えて、「同席いたします」「お供いたします」「同行いたします」とすることが可能です。
ただ、「一緒」「同席」「同行」などは「相手と同列に並んで」といた語感がありますので、言い替えるのなら「付き従う」というニュアンスのある「お供」が目上の人に用いる場合は最適でしょう。
また、「一緒に参ります」といった表現も使用できます。
まとめ
このフレーズは「ご一緒します」の謙譲語なので、目上の人にも使えます。
ただし、この謙譲語は上述した通り2種類あり、ニュアンスも異なるため使い分けする必要があります。
場面に応じて正しく使うようにしましょう。