「上司より指示を受け」はビジネスシーンで使われる独特の言い回しです。
やや回りくどい印象を受けますがビジネス用語の「上司より指示を受け」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。
「上司より指示を受け」とは?
「上司より指示を受け」とは、「上役の指示で」という意味で使われているビジネス表現です。
仕事で指示や命令を出す上役のことを「上司」といいます。
「上司より指示を受け」は行動や発言が自分の考えによるものではなく上司の指示によるものであることを示す時に使う表現です。
「より」は方向や出どころを意味する言葉で、この場合は指示の出所が上司であることを示しています。
「上司より指示を受け」と口にすることで行動や言動の責任が自分ではなく上司にあることが明確になり、仮にトラブルが起きたとしても責任の所在は上司になります。
「上司より指示を受け」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「上司より指示を受け」は全ての責任が上司にあることを示す言葉です。
責任の所在をはっきりさせておくのは悪くないのですが、場合によっては最初から責任逃れして無責任だと受け取られる可能性もあります。
指示したのは上司であっても実際に動くのは部下である事実を忘れないでください。
指示内容とは直接関係ない振る舞いや言葉遣いでトラブルを起こすと上司のメンツは丸潰れです。
「上司より指示を受け」を使った例文
・『上司より指示を受けお手伝いに上がりました』
・『上司より指示を受け今日からこの店舗の経営改革を進めることになりました』
・『上司より指示を受け大切な情報をお伝えにまいりました』
「上司より指示を受け」の類語や言いかえ
「上司の命を受け」「上司からの拝命により」「上司の判断で」といった表現はほとんど同じ意味で置き換えられる言い方です。
「上司に言われて」「上の指示で」は敬意を含まない平易な言い方ですが、やりたくないのに渋々やらされているような印象なので使わない方が無難です。
まとめ
「上司より指示を受け」は上に言われて何かする時に使う表現です。
指示されて動く当たり前のことでもいいからによって印象がガラリと変わるので覚えておきましょう。
