この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「すでにお聞きおよびのことと」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。
「すでにお聞きおよびのことと」とは?
「すでにお聞きおよびのことと」のフレーズにおける「すでに」は、「以前に、とっくに」といった意味の言葉です。
次の「お聞きおよび」は、漢字表記では「お聞き及び」で、「人づてに聞いて知っていること、前々から聞いていること」を意味する「聞きおよび」に、敬意を示す接頭辞の「お」が付けられた言葉です。
また、最後の「ことと」は推量表現で「であろうと、だろうと」との意味です。
したがって「すでにお聞きおよびのことと」のフレーズは「とっくに人づてに聞いて知っているだろうと」といった意味の丁寧な表現となります。
「すでにお聞きおよびのことと」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「すでにお聞きおよびのことと」のフレーズは、「自分が今、伝える前から人づてに聞かれているだろうと」との意味です。
最後に推量表現の「ことと」が付けられているので、このフレーズの後ろには「思いますが」や、その敬語表現である「存じますが」を付けてよく使われます。
このフレーズを前置きとして、正式に何かを相手の人に伝えることになります。
「すでにお聞きおよびのことと」を使った例文
・『すでにお聞きおよびのことと存じますが、この度転勤で御社の営業窓口を外れることになりました』
・『すでにお聞きおよびのことと思いますが、4月1日付で仙台営業所に転勤する運びとなりました』
「すでにお聞きおよびのことと」の類語や言い換え
「すでにお聞きおよびのことと」のフレーズは「とっくにお聞きになっていると」や「すでにご存じのことと」や「すでにお耳に入っていることと」等と言い換えることができます。
まとめ
「すでにお聞きおよびのことと」のフレーズは「とっくに人づてに聞いて知っているだろうと」といった意味の丁寧な表現です。