ここでは「勝手なお願いですが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「勝手なお願いですが」とは?
「勝手なお願いですが」は、一方的な都合になるお願いごとをする時に使う表現です。
このように使う側から見てそれになり、そんなお願いになってしまいますがといった意味で用いられています。
まずこの表現から始まり、この後にそのお願いごとを続けるという使い方と、お願いごとを述べた後に、「以上、勝手なお願いですが、どうか聞いてもらえないでしょうか」などと用いる場合があり、多くは前者で使われています。
そのため、一方的なお願いごとをする時に、相手への当たりを少しでも和らげるためクッションになると考えるとよく、使われた方としてはこの表現を見た時には、その後に簡単ではないお願いごとが続くと構えることになるかも知れません。
「勝手なお願いですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「勝手なお願いですが」は、使った側が一方的にそうして欲しいとお願いするための表現なので、それを聞いてもらえるかは内容や相手次第です。
そのようなお願いになる際に色々なシーンで用いられており、例えば、「勝手なお願いですが、先日の注文をキャンセルさせてもらえないでしょうか」と前日に何かを注文した相手に対して使ったり、「勝手なお願いですが、2、3個でいいのでサンプルとしていただけませんか」といくつか見本としてもらえないかと用いるなど、完全にこちら側の都合だと前面に出した上で、それを聞いてもらえないかと伝えています。
そのような事情なら、少しでも丁寧にするならこの前に「誠に」とつけるとよく、ビジネスシーンで用いられる時にはその形がよく見られます。
「勝手なお願いですが」を使った例文
・『勝手なお願いですが、金曜日までに○○を2ケース欲しいのですが』
・『誠に勝手なお願いですが、今回の支払いは来月まで待ってもらうないでしょうか』
「勝手なお願いですが」の類語や言い替え
・『勝手なお願いとは存じますが』
「勝手なお願いですが」を丁寧にした形で、この前に更に「誠に」とつけて、「誠に勝手なお願いとは存じますが」と使われる例が多いです。
このようにとても丁寧にしたところで、一方的なお願いごとをするに変わりはないため、その内容や相手次第では聞いてもらえないことも普通にあると考えておかないといけません。
まとめ
「勝手なお願いですが」は、その相手に一方的に聞いてもらいたいお願いごとがある時に用いる表現です。
そのお願いごとの前のクッションになると考えて構わず、こちら側の都合だと前面的に伝えているため、聞いてもらえるかどうかはその時次第です。
