「検討させていただいた結果」の敬語とは?
言葉の使い方や敬語・言い換えを徹底解釈していきます。
「検討させていただいた結果」の意味
全ての仕事を自社で100%実施する会社は少なく、アウトソーシングといって、外部に仕事をお願いする、即ち、外部発注する機会が多いです。
「検討させていただいた結果」はその様な外部発注先が仕事を引き受けられるのか否かを外部発注会社の社内で、検討した結果、仕事を引き受けるか否かを説明する際に用いる言い方です。
「検討させていただいた結果」の敬語での使い方や表現方法
仕事の発注先から、仕事の依頼を受けて、その場で、即答することは難しいです。
事業部のトップや部長クラスの責任者が同行している様な打ち合わせは可能かも知れませんが、普通は、案件を社内に持ち帰り、上司と相談することは必須です。
よく使う言い方は「社内で検討させて頂いた結果」の言い方です。
勿論、その後に、引き受けるのか、あるいは辞退するのかの文章がつながります。
注意しておきたい事は、「あなた一人での検討なのか、あるいは社内の所属グループでの検討結果なのか」という事です。
当たり前のことですが、所属グループのトップが承認しないと仕事はまわりません。
その為、誰との検討結果なのかを、言える範囲で、言うと、より丁寧に、相手は内容を把握する事ができます。
別の言い方になりますが、「上司に相談した結果」、あるいは「所属部内で検討した結果」と言えば、大体どんな検討を行なったのかが相手側も分かり易いです。
所属グループで検討した結果、引き受けてもらえないとなると、それは、会社の事業としての判断になるので、相手側は、承諾せざるを得ません。
それ以上、無理にお願いしても、人手不足やスキル不足で、失敗につながるリスクが出て来るためです。
社外秘な事もあるので、話せる範囲で丁寧にいう事に努めると良いです。
仕事の業種や職種によって異なりますが、大体、検討期間は1週間、あるいは、次回の打ち合わせ迄にと言うケースが多いです。
言葉の言い方も重要ですが、いつその検討結果をお伝えするのかという事もビジネスマンには問われる事です。
短期間だと本当に社内できちんと検討したのかと思われない様に注意して下さい。
逆に、余りにも検討期間が長いと、別の会社へお願いしたともなりかねません。
こういった時間管理も必要なので、配慮して下さい。
検討の結果、仕事を受ける場合、受けない場合の判断は、会社の判断であり、それは仕方がない事です。
その為、お相手様にあなた自身が非常に申し訳ないとネガティブな感情にならない様に注意しましょう。
勿論、相手に対する敬意は必要ですが、あなた自身が悩むことではありません。
「検討させていただいた結果」の言い換えや使用例
・『社内で検討させて頂いた結果』
・『上司に相談した結果』
・『所属部内で検討した結果』
使用例で列挙した様に、話せる範囲で、どの様な検討結果なのかを相手が予測できる様な言い方がベターです。
まとめ
どんな仕事であれ、自営業でない限り、会社の事業方針に沿ったものでないと、上層部から、ゴーサインは出ません。
「報連相(報告、連絡、相談)」と言われる様に、社内の整合は必要な事で、この様な事はよくあります。
継続性のある仕事が重要で、仕事上の仲間を増やすことも必要です。
上手く活用して、人と協調性をもって、努めるのがコツです。