ここでは「移転することになりましたので」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「移転することになりましたので」とは?
「移転することになりましたので」は、会社などの団体、またはお店が引越しを行う際に用いる表現です。
付き合いのある他社や顧客に対し、「本社が移転することになりましたので、お知らせいたします」などと用いて、いつそれを行うのか、引越し先はどこかのかなどと添えて使われます。
口語で用いることもできるので、これからそういう引越しが控えている場合に直接その相手に、または電話で伝える場合も少なくありませんが、文章で対象になる相手に一斉にメールで「本社移転のお知らせ」といったようなタイトルで送信したり、そのお店に張り紙にて「店舗移転のお知らせ」と掲示するような使い方もよくされています。
「移転することになりましたので」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「移転することになりましたので」は、これからそれを行う予定だという使い方になります。
よって、「○月△日より、以下の住所に移転することになりましたので〜」と、いつからその引越し先の住所で営業を行うのかといったことを合わせて使うのが通例です。
理由も添えて用いる時には、会社などの営利団体の場合は「業務拡大のため」とすることが多く、口語ではもう少しフランクに「手狭になってきてしまったので」のように使う場合も見られます。
これらは定型的な文言として、その真偽はともかく、特別な事情があると伝える必要がある場合を除いて無難な理由としてよく用いられています。
「移転することになりましたので」を使った例文
・『この度、本社を移転することになりましたので、ご案内申し上げます』
・『弊社は業務拡大のため、○月△日より以下の新住所へ本社を移転することになりました』
「移転することになりましたので」の類語や言い替え
・『転居することになりましたので』
こちらは会社や団体ではなく、個人的に引越しをするという時に用いる表現になります。
同様に、「この度、以下の住所まで転居することになりましたのでお知らせいたします」といった使い方になり、引越し先になる住所を続けたり、その理由も伝える時にはきちんとしたものを伝える場合が多いです。
それは、ビジネスシーンとは異なり、無理に定型的なそれを添えて使うことはないためです。
まとめ
「移転することになりましたので」は、会社などの団体やお店が新しい住所に引越しを行う際に、その告知として用いられます。
それを行う(新しい住所で営業を始める)日と新住所と共に使われる表現で、挙げたようなビジネスシーンならではの定型的な理由を添えることも多いです。