誰かが手助けをしてくれた時に、「おかげで」との言葉が頻繁に使われます。
好意的な場面に用いることが多いですが、これは皮肉な結果についても言い表すことが可能です。
改めてどんな使い方をするのかなどを確かめてみましょう。
「おかげで」とは?
相手のある行動が元になり、現在の結果が得られたことについてを示している言葉です。
漢字を使う場合には「お陰」となります。
「おかげで」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
ある人物が行動してくれたので、好ましい結果に結びつくケースがあります。
例えば手助けをされて仕事が成し遂げられた状況などですが、そのような状況になったことに感謝の気持ちを込め「おかげで」を用いることが可能です。
相手のおかげと言うことで、相手を立てることにもなります。
一方でこの表現は、悪い結果になった場合にも使用可能です。
その場合は「〜のせい」と同じ意味になり、皮肉や悪意を込めた表現となります。
会話やメールなどでこれを用いる場合には、誰や何のおかげであるかを明示することが必要です。
またそのおかげで「助かった」のように、どうなったのかも続ける必要があるでしょう。
ただ目上の人物に対しての場合は丁寧さが物足りないために、敬語に言い替えることも必要です。
「おかげで」を使った例文
・『彼らが手助けしてくれたおかげで、作業がスムーズにできました』
・『あなたが勘違いを続けたおかげで、全員とばっちりを受けたのですが』
「おかげで」の類語や言い替え
「お陰様で」は、人に対する敬称の「様』を用いることで、丁重に言い表した形です。
これは平仮名で「さま」とすることもできます。
「お力添えで」は、助力や援助を意味する言葉です。
「ご協力で」は、力を合わせて物事にあたることを表しています。
「ゆえに」は、こういう理由で、という意味を持つ言葉です。
「からこそ」は、まさに〜だからを表す言葉で、おかげと同じように使うに適しています。
「せいで」の場合は、ある行為から生じる結果のことであり、特に悪い結果になった場合に用いられる言葉です。
まとめ
相手の行動が今のの結果に結びついたことを表すのが、「おかげで」なのでした。
これは良い意味の場合に使う機会が多いですが、悪い結果に使って皮肉的な表現とすることもできます。
敬語にする場合は「お陰様」など、別の言い方を考えてみると良さそうです。