この記事では、「ご無理なさらないでください」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「ご無理なさらないでください」とは?
「ご無理なさらないでください」は、相手の体調を気遣う丁寧な表現です。
「ご無理+なさらないで+ください」で成り立っている語で、「ご無理」の「ご」は美化語の接頭辞、「なさらないで」は、動詞「する」の尊敬語「なさる」の未然形「なさら」+打消しの助動詞「ない」+接続助詞「て」、「ください」は「くれ」の尊敬語、全体で「無理しないでくれ」の敬語表現になります。
「ご無理なさらないでください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご無理なさらないでください」は、相手の体調が良くないと思われる時や、相手の仕事量が明らかに多過ぎるとことで健康が心配される時などに使われます。
相手を気遣う言葉ですが、何度も言うと余計なお世話と思われてしまいますので、タイミングを見てほどほどに使いましょう。
「ご無理なさらないでください」の正しい敬語表現
「ご無理なさらないでください」の正しい敬語表現は以下の通りです。
『ご無理なさらずご自愛ください』
「ご自愛」の「ご」は尊敬語の接頭辞、「自愛」は「自分の健康状態に気をつけること」という意味で、より相手の健康を気遣う丁寧な表現になります。
「ご無理なさらないでください」を使った例文
「ご無理なさらないでください」を使った例文は以下の通りです。
『先日ご体調を崩されたばかりですので、どうぞご無理なさらないでください』
少し前に病気になり、復帰したばかりの上司を気遣う表現です。
『寒い日が続きますので、どうぞご無理なさらないでください』
年賀状や寒中見舞いなど、季節の挨拶状の言葉として使われます。
「ご無理なさらないでください」の類語や言い替え
「ご無理なさらないでください」の類語や言い替えは以下の通りです。
『ご無理なさらずお過ごしください』
「無理せず毎日暮らしてくれ」という意味で、あらゆることに関して無理しない様にと気遣う表現です。
『ご無理なさらずごゆっくりお休みください』
体調が悪い人に対して「無理せずに休養して欲しい」という意味で使われます。
『どうぞご無理なさらずに』
省略形ですが、あらゆる場面に幅広く使われます。
まとめ
今回は「ご無理なさらないでください」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。
