「なりかねません」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「なりかねません」とは? ビジネス用語

ここでは「なりかねません」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「なりかねません」とは?

「なりかねません」は、なってしまうかも知れませんという意味になります。

「そんなことをしたら、トラブルになりかねません」「このままだと、大雨になりかねません」などと、今後そうなってしまうのではといった懸念から用いられ、そのまま「なってしまうかも〜」と置き換えることができます。

「なる」と使うと言い切っていますが、そこまでの自信や確証はない場合に、そうなるかも知れないと考えていることを伝えるために使われており、このように使う側としてはそのように思うと言っています。

尚、丁寧な表現ではあるものの、言い換えられる「なってしまうかも知れません」とそう変わるものではないため、使う相手によっては注意が必要になります。


「なりかねません」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「なりかねません」は、そのようになってしまうとあまりよくない、困るだろうといった意味で使われることになります。

よって、いい意味ではまず用いられることはなく、よって、「〜になりかねません。

そのため、事前に対策を考える必要があると思います」
のように、そうならないようにこうしたらどうか、こうするべきだといったように続けて用いることが多いです。

先のように、丁寧な表現ながら、そこまでという訳でもないため、相手によっては「なってしまう懸念がございます」といったように、更に丁寧にした形に言い替えた方がいい場合もあり、どちらの形でも口語には向いていないため、主として文章で使われている表現です。


「なりかねません」を使った例文

・『これ以上値上げをしてしまうと、反って売り上げに響くことになりかねません』
・『この暑さでは、熱中症になりかねません。よって、こまめな水分補給を行うことを推奨します』

「なりかねません」の類語や言い替え

・『なりかねます』
語尾の「ません」「ます」としているので、逆に意味になる表現かと思いきや、こちらでもほとんど同じ意味になります。

そのため、言い替え表現になりますが、「なりかねません」と比べてそれほど用いられている表現ではないため、無理にこちらに替えて使う必要はありません。

まとめ

「なりかねません」は、そうなってしまう懸念があると伝えるために用います。

そのようなことになっては困るだろうと考えて使われるので、そのための対策や提案と共に用いることも多い表現です。

そこまで丁寧という訳ではないため、相手によってはあまり向かない場合があるので注意してください。

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