「断念せざるを得ない」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「断念せざるを得ない」とは?
「断念せざるを得ない」とは、ビジネスシーンにおいて「諦めるより他はないと思われます」あるいは「方向転換をする必要がある状況でございます」などという意味合いで使われている表現です。
ビジネスを執り行っていく上では、日々発生する問題点や不具合などについて手直しをしたり、修正しながら進めていく必要が出てきますが、あまりにも乗り越えるのが困難な欠陥や、直すのに時間がかかり過ぎる不備などについては、その時置かれている状況などによっては調整することが不可能な場合もあります。
「断念せざるを得ない」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「断念せざるを得ない」とは、「見切りをつける必要がございます」ないし「踏ん切りをつけて観念しなければならない事態に置かれております」などという意味合いで使われている表現です。
事業や任務などに取り組んでいく上では、事前に立てられたすべての計画や予定などを滞りなく処理していく必要がありますが、稀に途中で方向性を変更せざるを得ないような状況に見舞われたり、プラン自体を中止にしなくてはならないような場合もありますので、上記のフレーズを用いることで不本意ながらも放棄しなくてはならない事情を相手に伝えることができます。
「断念せざるを得ない」を使った例文
・『大変残念な事態ですが、現在進めております計画につきましては、一部断念せざるを得ない状況でございます』
・『売場に並んでいる定番商品における追加発注が必要ですが、現状では在庫切れとのことですので断念せざるを得ない状況です』
「断念せざるを得ない」の類語や言い替え
・『諦める以外に道はない状況でございます』
・『頓挫せざるを得ない事態に見舞われております』
・『中止を決断しなければならない可能性が大でございます』
まとめ
「断念せざるを得ない」とは、ビジネスの場において「きっぱりとあきらめなければならない様相でございます」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをしっかりと理解しながら、その時の場面や状況などに合わせて違和感のないように使いこなしましょう。
