ここでは「日頃は」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「日頃は」とは?
「日頃は」は、普段は、といった意味で用いる表現です。
「日頃はここまで丁寧には行っていません」のように、普段はそうだ、そうなっているという用い方になり、語尾を変えて、「日頃から」と使う場合も多いです。
そちらは「日頃からニュースには気を配っています」のような使い方になり、この場合も普段からそうしているといった意味で用いられています。
どちらも文章向けとなっているため、口語では意味となる「普段」と言い替えて使う方が多く、あまりこの「日頃」とは用いられていません。
「日頃は」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「日頃は」と「日頃から」は、先のように文章で使うのに向いています。
よって、ビジネスシーンでもそちらでよく用いられている表現で、「○○様には日頃からとてもお世話になっています」、「日頃はうまくいかないことの方が多いですが、今日はスムーズにいきました」などと使われる例をよく見掛けます。
その他に、「日頃だと」という形で用いる場合もあり、この時には「日頃だと、そろそろ陽の暮れる時間です」といったように、普段はそうだが今回はそれとは違う、と続ける使い方に適しています。
「日頃は」を使った例文
・『日頃はここまで待つことはないのですが、今日は少し混んでいます』
・『日頃は落ち着いている時間帯のはずですが、休日はそうでもないことも多いです』
「日頃は」の類語や言い替え
・『平素は』
ビジネス文章において、「普段は」という意味でよく使われている表現です。
口語で使うことはなく、文章の書き出しによく用いられており、語尾を「より」として、「平素より大変お世話になっております」といった使い方は冒頭の定番ともなっています。
そのため、「日頃は」をビジネス向けにした、とても丁寧にな言い替えだと覚えておいていいでしょう。
まとめ
「日頃は」は、普段はそうなっているという使い方になる表現です。
「日頃から」と語尾を変えて用いることも多く、普段からと使いたい時にはそちらの方がよく用いられます。
口語向けではないため、「日頃だと」のような形も含めて主として文章で使われています。
