ここでは「期待しておりましたが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「期待しておりましたが」とは?
「期待しておりましたが」は、何かに対して期待していたものの、という意味で用いられます。
そうだったがと続ける表現になるため、「今回は大丈夫だと期待しておりましたが、残念ながらその通りにはなりませんでした」のような使い方になります。
このように、その期待とは裏腹になる内容を続けて用いることがほとんどなので、使う側はもちろん、使われた側もあまりいい報告を聞くことになりません。
そのため、口語、文章を問わず使うことができますが、そのどちらでもあまり用いたくはない表現です。
「期待しておりましたが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「期待しておりましたが」は、こう伝える相手にとっていい内容の報告にはならないため、口語では使いにくいことがあります。
この使いにくいとは表現的なものではなく、使う側、使われる側のどちらにとっても望んではいない結果になるためで、それを口頭で話すとなると、どうしても明るくとはいかないからです。
よって、できれば文章で使いたい表現になりますが、口語で使うことになる時には、この件はうまくいかなかったが、このような対案があるなどと続ける用い方にする場合も多いです。
「期待しておりましたが」を使った例文
・『私としてもとても期待しておりましたが、残念なことになってしまいました』
・『恐らく大丈夫だと期待しておりましたが、まさかの結果になり、大変落胆しております』
「期待しておりましたが」の類語や言い替え
・『考えておりましたが』
この表現も、主にいい方向に考えていたという意味で使われます。
「私もそう考えておりましたが、うまくいかなかったようです」のように用いられており、やはり、いい方向に考えていたものの、期待にそぐわないことになってしまったという使い方になります。
まとめ
「期待しておりましたが」は、このように使う側がいい方向になることを期待していたが、という使い方になります。
語尾が「が」となっているため、そう思っていたが、うまくいかなかった、思って居た通りになってくれなかったと続けて、そのような報告に用いる表現になります。