ビジネスでは、相手に自分の判断や行動の理由について説明を求められたり、説明しなくてはならない場面があります。
そのような場合に使用されるフレーズの1つが、この「理由でございます」であり、これより詳しく解説したいと思います。
「理由でございます」とは?
「理由」とは、「物事がある状態に至った訳」や「何らかの判断に至った、根拠となる事柄」のことです。
「ございます」は、「ある」の丁寧表現である「あります」を更に丁寧にした形となっています。
つまり、「理由があります」を強めの丁寧表現にしたのが「理由でございます」というフレーズなのです。
このフレーズは、理由を説明する場合に用いられるものです。
このフレーズの後に理由を説明したり、逆に理由を説明してからこのフレーズを使ったりします。
具体的な使用方法は以下の項目を御覧ください。
「理由でございます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスでは、自分の判断や行動について相手に対して説明責任があったり、説明責任を求められることがよくあります。
その時に、このフレーズが具体的な理由を説明する前振りとして使われたり、逆に理由を説明した後に、その締めの表現として使われたりします。
前振りならば、「以下が理由でございます」、締めならば、「以上が理由でございます」などの形で使用されます。
「理由でございます」を使った例文
それでは具体的な使用例を挙げてみましょう。
・『製造中止は原材料の高騰が理由でございます』
・『製造中止は以下の理由でございます。まずは製造設備の老朽化。次に原料の高騰です』
・『天候悪化予測並びに風邪の蔓延。以上が体育祭延期の理由でございます』
「理由でございます」の類語による言いかえ
「理由」については「根拠」や「訳」などで言いかえられます。
「ございます」の部分は、「(と)なっています」や「(に)なっています」という丁寧表現を更に謙譲表現にして、「なっております」にすれば良いでしょう。
以上を踏まえると「根拠となっております」や「訳になっております」という形での言いかえが考えられるのです。
まとめ
「理由でございます」は、(自分側の)判断や行動の具体的な理由を説明するのに、前振りや締めとして用いられるフレーズです。
