ここでは「立て込んでおります」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「立て込んでおります」とは?
「立て込んでおります」は、とても忙しい状況だと表現するための言葉です。
そのために何かをするのは難しいといった時の理由として用いられ、ビジネスでも使うことができます。
口語、文章のどちらでも使われる表現で、そのまま使うことも多いですが、お詫びになるに「生憎ですが」などという言葉をこの前につけて使う場合も見られます。
要は何かを頼まれたものの、とても忙しいからと断る時の表現ですが、完全に断ってしまう場合だけでなく、そのような状況なので依頼されている全部は無理だ、いつもより時間が掛かるといった場合にもよく使われています。
そのため、ビジネスではすんなりと相手からの要求を受けられない状況において、結構な頻度で使われている言葉です。
「立て込んでおります」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「立て込んでおります」と表現した時には、そのためにこうなるといった内容が続くことになります。
例えば、新規に注文を受けたが今はとても忙しいのでそちらの希望通りの納期では無理だといった場合に、「現在生産部門が立て込んでおります。
よって、そちらの納期での納品は難しいと言わざるを得ません」のような具合です。
この「立て込んでおります」と使い、更にその詳しい理由を添える場合もありますが、それが特に不要なのがこの言葉のいいところで、ともかく忙しい状況だと表すことができ、このように使われた側も忙しさの詳しい理由を聞くようなことは普通はしないものです。
それを考えると、便利に使える忙しさの表現だと言うことができます。
「立て込んでおります」を使った例文
・『申し訳ありませんが、本日はとても立て込んでおりますので対応することができません』
・『今月は何かと立て込んでおります。そのため、できれば来月以降にしていただけますか』
「立て込んでおります」の類語や言い替え
・「多忙を極めております」
こちらを使ってもとても忙しい状況だと表すことができます。
ビジネスではこの表現もよく使われており、それだけ忙しいということを伝えるための言葉です。
注意点として、「立て込んでおります」より強い表現になってしまうので、使う相手によってはこちらは選ばない方がいいかも知れません。
まとめ
「立て込んでおります」は、とても忙しいと表現するために用いられます。
ビジネスでもよく見聞きする言葉で、そのために依頼通りにはできないといった内容を続けて使います。
その忙しさの理由を添える必要は特にないので、使い勝手がいいという側面もある言葉です。