インターネットで買い物をした場合、「発送は最短で翌営業日の午前中になります」などというフレーズを目にすることがあるでしょう。
もちろん仕事をしていれば、「翌営業日」という言葉は当然の如く使用しますし目にするはずです。
今回はこの「翌営業日」という言葉について解説してみたいと思います。
「翌営業日」とは?
まず「翌営業日」の「翌」ですが、「翌日」などの言葉でもわかるように「次の」という意味です。
一方「営業日」とは何を意味しているのでしょうか。
しかしこれも簡単で「営業している日」のことでしかありません。
ただ、「営業」の意味には少々注意が必要です。
というのも、営業には「利益追求を目的として事業を営むこと」と「セールス活動」の2つの意味があるからです。
もちろん、「営業日」となると前者の意味で用いられており、更に具体的に言えば「通常の業務を行っている日」の意味で用いられています。
小売業であれば「店が開いている日」と言えばわかりやすいかと思われます。
何故「通常の」と付けたかと言えば、例えば休業日でも何らかの理由により従業員が休日出勤していることもあり、イレギュラーな業務自体は行われている可能性があるからです。
そして、「翌営業日」とは、その「営業日」に「翌」が付いていることから、「次の営業日」という意味になります。
「翌営業日」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネス上で「翌営業日」という言葉がよく用いられるのは、使い勝手が良い表現であるからです。
例えば、土日祝日が定休日の企業の場合、木曜日の「翌営業日」は「翌日」の金曜日になりますが、金曜日の「翌営業日」は祝日でない限りは月曜日になります。
万が一月曜日が祝日の場合には、「翌営業日」は火曜日に該当します。
このように、いちいち場合分けせずとも「翌営業日」という表現だけで「何時か」説明できるのです。
ただ、当然のことですが、「いつが休日なのか」ということは別途説明もしくは明示しておかなくてはなりません。
「翌営業日」を使った例文
それでは実際の「営業日」を用いた使用例を見てみましょう。
・『15時以降のお振込確認は翌営業日になります』
・『正午以降のご注文につきましては、翌営業日の発送となります』
「翌営業日」の類語による言いかえ
「翌営業日」という言葉はかなり使いやすいため、類語自体があまり見当たりませんが、「営業再開日」「えいぎょうさいかいび」や「休日明け」「きゅうじつあけ」などの代用表現は見られます。
「営業再開日に発送いたします」や「休日明けに送付いたします」などの表現で用いられます。
まとめ
「翌営業日」とは次の「通常の営業を行っている日」のことを意味します。
土日が休みの企業や事業所における「翌営業日」とは、当日が金土日曜日の場合には「月曜日」を意味しますし、それ以外の平日であれば、「翌日」の意味になります。