挨拶や謝罪などの場面でも使われるのが、「至らぬ点が多く」という表現です。
自分を謙遜して言う表現ですが、その意味は分かりづらいので、をちゃんと理解して使う必要があります。
至らぬ点が多くという表現の、意味や用法などを確かめていきましょう。
「至らぬ点が多く」とは?
自分の能力や配慮や理解など、不足している要素が多々あるのだと、謙遜する気持ちを伝える時の表現です。
「至らぬ点が多く」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
就職時に自己紹介をしたり、人に感謝や謝罪をするような場面では、自分に不足していることがあると謙遜しておきたいことがあります。
その時に「至らぬ点が多く」を用いるのが良いです。
これによって、相手からの一定の理解を得られる効果は無視できません。
言葉だけでなく書状にも使われますが、その場合には「私にはまだまだ」など、何が至らぬ点なのかを示すことが可能です。
お願いする場合は「ご確認いただけると幸いです」と併せた、謝罪する場合は「申し訳ありません」と併せるなど、適切な言葉との組み合わせは多彩にできます。
これは実際に至らぬ点が多い人とっては最適な表現でしょう。
しかし実際に至らぬ点がさほど無いような人でも、言葉に含めることに支障はありません。
「至らぬ点が多く」を使った例文
・『私にはまだまだ至らぬ点が多くありますので、ご指導いただけると幸いです』
・『業務の中で至らぬ点が多くあり、ご迷惑おかけして申し訳ありません』
「至らぬ点が多く」の類語や言い替え
「至らないところが多々」は、自分には不足している要素が色々とあることを表しています。
「不足の点が目立ち」は、足りないところが際立っていることです。
「未熟な点が多く」は、まだ一人前に達していないところが多々あることを表します。
「不慣れな点が多く」は、慣れていないことが多々あるとの表現です。
「経験不足」は、自分には経験が足りていないことを表します。
「力不足」は、自分の能力が足りていないことです。
「半人前」は、一人前には程遠いことを表しています。
「不束者(ふつつかもの)」は、能力が劣っていたり配慮が足りていない人のことです。
まとめ
自分の色々な要素が欠けている状況について、「至らぬ点が多く」と言い表すことができるのでした。
これによって謙遜を示し、相手から一定の理解を得る効果もあるでしょう。
実際に至らぬ点があるか無いかに関わらず、活用してみると良いです。
