ビジネスの世界でも行事や催事はよくあることです。
「行いますので」というフレーズもそのような場面によく見られますが、これよりこのフレーズについて詳しく解説してみたいと思います。
「行いますので」とは?
「行う」とは、「ものごとを実施する」や「ものごとを処理する」と言った意味です。
そして、「行う」の丁寧表現である「行います」に理由を意味する接続助詞の「ので」が付くと、全体として「実施するから」や「処理するから」という意味になるのです。
ビジネス上で使われる場合には、「ものごとを実施する」、特に「行事を実施する」という意味で使われるものと考えましょう。
「行いますので」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
企業がなんらかの行事や催事を行う場合に、「行います」というフレーズが使われる傾向があります。
更に「行いますので」となっていることから、「行われる」ことが、次に続く内容の理由になるのです。
例えば、「行事に参加して欲しい」や「当日は休業日になる」といった内容が続きます。
「行いますので」を使った例文
実際に「行いますので」を使った例文を挙げてみます。
・『会社設立50周年の記念行事を行いますので、ご参加いただけるようお願い申し上げます』
・『新商品の発表会を行いますので、お越しいただければ幸いです』
・『健康診断を行いますので、当日の午後は一斉休業といたします』
「行いますので」の類語による言いかえ
行事を「行う」という言葉の類語としては、フォーマルな言い方で「執り行う」「とりおこなう」が挙げられます。
またシンプルに「開く」「ひらく」や「開催する」「かいさいする」もしくは「催す」「もよおす」という言葉での言いかえも可能です。
「ので」については、同じく理由を意味する接続助詞の「から」で代用しましょう。
「執り行いますから」や「開きますから」と言いかえできます。
ただ、「から」を使用すると、「ので」よりはカジュアルな印象を与えやすいので注意が必要です。
まとめ
「行いますので」は行事などを行う場合に用い、その後には行事等を行うことが理由となる状況の説明や、相手への依頼といった内容が続く傾向があります。
