この記事では、「同じものになります」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「同じものになります」とは?
「同じものになります」は、あるものと、もう一方が等しいことを伝える丁寧な表現です。
「同じ+もの+に+なります」で成り立っている語で、「同じ」は「別のものではなく、そのものである」「二つ以上のものの内容・状態などに区別がない」という意味、「もの」は「有形・無形の対象」という意味、「に」は接続助詞、「なります」は動詞「なる」の連用形「なり」に、丁寧語「ます」が付いた語、全体で、「そのものの状態である」「他と区別がない状態である」の敬語表現になります。
「同じものになります」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「同じものになります」は、ある品物そのものであることを伝える時や、相手の要望に見合った商品・サービスを紹介する時などに使われます。
「同じ」は曖昧な表現ですので、「そのもの」であるのか、「ほぼ同じ」であるのか、「品質・価格などが等しい違う品物」なのかをはっきり説明することが大切です。
「同じものになります」の正しい敬語表現
「同じものになります」の正しい敬語表現は以下の通りです。
『同様でございます』
「同様」は「同じである」「ほとんど同じである」という意味、「ございます」は動詞「ある」の丁寧語「ござる」の連用形「ござり」に、丁寧語「ます」が付いた「ござります」の音変化です。
「同じものになります」を使った例文
「同じものになります」を使った例文は以下の通りです。
『先日ご覧になった商品と同じものになります』
顧客に一度見せている商品そのものを、もう一度見せていることを表します。
『お客様がお使いになっている商品と同じものになります』
現在顧客が使っているのと同じ型番、性能がある、別の商品を紹介しています。
「同じものになります」の類語や言い替え
「同じものになります」の類語や言い替えは以下の通りです。
『同一のものになります』
「同一」は「同じであること」「一つのものであること」という意味で、それ一つであることを表します。
『同等のものになります』
「同等」は「程度・等級などが同じであること」という意味です。
『相違ございません』
「相違」は「二つのものの間にちがいがあること」という意味です。
まとめ
今回は「同じものになります」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。