この記事では、「お伝えいただいた通りに」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「お伝えいただいた通りに」とは?
「お伝えいただいた通りに」は、相手から言われたことを実行することを伝える丁寧な表現です。
「お伝え+いただいた+通り+に」で成り立っている語で、「伝え」は「伝える」の連用形で「言葉などで知らせる」、「いただいた」は「もらう」の謙譲語「いただく」の連用形「いただき」+助動詞「た」の音変化、「お・ご〜いただく」でひとつの敬語表現、「通り」は「同じ状態・方法であること」、「に」は接続助詞、全体で「言葉などで知らせてもらったことと同じ状態・方法で」の敬語表現になります。
「お伝えいただいた通りに」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お伝えいただいた通りに」は、相手から指示・命令を受けたり、要望・依頼を受けたりしたことを、実現させた時に使われます。
相手が意図するところがきちんと伝わっていることを確認するようにしましょう。
「お伝えいただいた通りに」の正しい文章表現
「お伝えいただいた通りに」の正しい文章表現は以下の通りです。
・『仰せの通りに』
「お伝えいただいた通りに」は正しい敬語表現ですが、より丁寧な表現を紹介します。
「仰せ」は「仰す」の連用形が名詞化した語で「目上の人からの言いつけ・命令の尊敬語」です。
「お伝えいただいた通りに」を使った例文
「お伝えいただいた通りに」を使った例文は以下の通りです。
・『お伝えいただいた通りに、当日空港において送迎車を手配しておきました』
・『お伝えいただいた通りに、変更箇所を反映させた資料を作成しております』
・『お伝えいただいた通りに、相手へ契約条件の一部緩和を申し入れてあります』
「お伝えいただいた通りに」の類語や言い替え
「お伝えいただいた通りに」の類語や言い替えは以下の通りです。
・『おっしゃる通りに』
・『ご要望通りに』
・『ご指示通りに』
まとめ
今回は「お伝えいただいた通りに」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。
